2013.06.10 残業代問題
今まで支払っていなかった残業代を,
従業員(又は退職者)からまとめて請求される・・・
しかも過去2年分も・・・
俗にいう「未払い残業代請求」
最近,ほんとうに流行っています。
大きい会社に限りません。
従業員数名の規模でも普通にあります。
私がご相談を受けた案件で最少規模は,
従業員「1名」の会社様です。
サービス残業はもはや死語かもしれません。
「俺の時代は~」という感覚は捨てるべきなのでしょう。
残業させたら,残業代を払う
これはもはや常識です。
(そもそも,法的にもそうですし。。)
経営者様はこの現実を直視して,
腹を括って対応しなくてはいけません。
もっともシンプルかつ究極的な解決策は,
残業をさせないことです。
「それができないから困っているんだ」
と,お叱りを受けそうですが,
実際問題として,
抜本的な解決策は「残業をさせない」に尽きます。
そもそも,経営者の皆様!
従業員さんの仕事内容を完全に把握されてますか?
本当にその残業は必要ですか?
次の日でも良いのではありませんか?
従業員さんの仕事量と内容を,
徹底的に精査してみて下さい。
残業を減らすことは不可能ではないと思います。
また,これから人を雇う予定であれば,
残業代を支払うことを前提に
賃金を考える必要もあると思います。
例えば,月20万円の賃金を支払う予定の場合
「うちの会社は月20時間くらいの残業が発生する。
逆算すると基本給を18万円にすれば,
残業代は約2万円で総額20万円で収まりそうだ」
という具合です。
・・・
労働時間は従業員任せにせず,
会社がしっかり管理する。
無駄な残業をさせない。
必要な残業には,残業代を払う。
・・・
実際やるのは難しいのですが,
未払い残業代請求のリスクがある以上,
腹を括ってやるっきゃない,ですかね。
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